お肌にとって紫外線は大敵なのは誰もが知っていることで
クリームやファンデーションなど美肌の為には日焼け対策は欠かせませんよね
もし日焼けをしてしまった場合は紫外線ダメージを受けた顔やボディをしっかりと冷やし化粧水や美容マスクなどでしっかりと保湿をして日焼け後のケアをしてあげることが大切ですが同じように紫外線にさらされた目のケアもお忘れなく。
顔やボディは日焼け止めなどで対策できますが目はダイレクトに紫外線からダメージを受けていますが肌が赤くなったり黒くなるような目に見える変化がないために気づきにくい場所です。
でも実際には紫外線の蓄積でダメージが大きくなると翼状片や黄斑変性症などの眼病のリスクが高まります。
またあまり知られていませんが
日焼け後の目のケアを怠ると眼からの紫外線によってメラニンが生成されシミやそばかすを引き起こします
だからといって目に日焼け止めクリームなどを使うことは出来ませんので日焼け後の目のケアが眼病やシミやそばかすの予防にはとっても重要!
今回は紫外線によって引き起こされる目の病気と予防法を一緒に考えてみましょう
紫外線が目に与える影響
参考:https://coolverre.com/contents/?p=209
目は、むき出しの臓器と呼ばれるほどで常に外部の刺激を受けており日常生活では紫外線のほとんどは角膜や水晶体で吸収されていますが一部は網膜まで到達し目にダメージを与えています
特に紫外線が強くなる春先から夏にかけて、また日差しの照り返しが強く雪目になりやすいスキーやスノボでは積極的に日焼け後の目のケアをすることで目の不調によるリスクを下げることが出来ますよ
関連ページ→地方別に紫外線量を比較してみました
紫外線の影響と思われる目の症状
強い紫外線を浴びた後にこのような自覚症状がある場合は目が悲鳴を上げている証拠です
しばらくすれば収まるからと毎回放置するとダメージが蓄積して眼病のリスクが高まりますので過信をせずにしっかりと日焼けの後には目のケアを行いましょう
近年では温暖化やオゾン層の減少などの影響から紫外線が強くなり眼病の発生率が高まっていますので注意が必要です
紫外線の影響から起きる主な眼病
眼病の主な原因の一つが強い光を浴びることによって引き起こされます
体調が悪くなるような病気と違って紫外線の蓄積で眼病は発症するために若い年代の方を中心に増加傾向にあります
白内障
症状)物がかすんだりぼやけて見える
根本的な治療法はなく、最終的に症状が進み濁った水晶体は手術で取り去り眼内レンズを入れることになります。白内障は加齢が原因のことが多いですが紫外線の影響も大変大きいと考えられています
紫外線角膜炎
症状)充血や異物感、目の痛み、涙が止まらない
一般的な角膜炎は細菌によって引き起こされますが紫外線角膜炎は強い紫外線を浴びると角膜が傷つき黒目の表面から炎症を引き起こします。目の日焼けイコール紫外線角膜炎と呼ばれています
翼状片
症状)黒目に白目の組織が異常増殖して覆いかぶさる
長時間紫外線を浴びる農業の方や高齢者に良く見られる眼病で初期症状では充血や、ドライアイ、眼精疲労などがあります。一度発症すると再発しやすいことも特徴です
黄斑変性症
症状)視界が歪んで見えたり暗く見える
黄斑変性症はアメリカでは失明率1位の目の病気です。紫外線によるダメージの蓄積や活性酸素の発生によって黄斑部に障害が発生し可視光線の中でも特にブルーライトの影響が大きい眼病です
目の日焼けからもメラニン色素は生成されてしまいます
「顔にも体にも念入りに日焼け対策はしているのにどうゆうこと!?」
そんな悲痛な叫びが聞こえてきそうですが残念ながら事実なんです…。
意外と知られていませんが目から受けた紫外線のダメージは眼病のリスクだけにとどまらず肌にも悪影響を及ぼします。目が紫外線を浴びると角膜に炎症が起き、その炎症が刺激になって脳に伝達されます。
そうなると体の防衛本能が働き体は紫外線を吸収しようとしてメラノサイトがメラニン色素を生成してしまうんですね。
このようなメカニズムで目に入った紫外線の影響で体の内部からメラニン色素が生成されてしまうので肌の表面からどんなに日焼け対策をしても100%紫外線をカットすることは出来ません
では日焼け後の正しい目のケアは?
長時間紫外線を浴びる場合は顔やボディと同様に目に対しても予防や対策の必要性があることは分かっていただけましたか?
紫外線の影響を最小限にするためにはUVカットのサングラスや日傘、帽子などの日焼け予防グッズも大切ですが何よりも紫外線による目の酸化を予防することが大切です!
そこで重要になってくるのがルテインの補給です
参考:http://www.sasazuka-cl.com/supply%20rutein.html
女性であれば活性酸素はお肌やアンチエイジングにとって大敵なことはご存知だと思いますが目も紫外線やブルーライトを過剰に浴びると酸化ストレスが起き活性酸素が発生します
活性酸素が眼球に溜まってくると様々な眼病のリスクが高まりますが、その活性酸素を吸収してくれるのがルテインになります。
ルテインとゼアキサンチンは元々、黄斑部に存在し強い抗酸化作用があり紫外線やブルーライトを吸収し有害な光によって発生する活性酸素を除去する目には大切な成分で天然のサングラスとも呼ばれています
しかしルテインは体内では生成できない栄養素であるために常に食事などから補給する必要があるんですね。特に強い紫外線を浴びて大量の活性酸素が発生した場合はルテインに頑張ってもらうために食事などから補給して満タン状態でスタンバイしてもらっていることが大切です
ではルテインを満タン状態にするためには食事からどの程度補給する必要があるのでしょうか?
視力回復にも効果があるルテインの摂取量
ルテインは日焼け後の目のケアに大切な成分ですがそれ以外にもスマフォやPCの見過ぎなどによって眼精疲労や視力の低下などの症状から視力を回復させる成分としても知られています
ルテインの1日の適切な摂取量
通常の場合:1日当たり6~10mg
紫外線を強く浴びたり目の不調の自覚がある場合
1日当たり10~20mg
ルテインは主に緑黄色野菜に含まれている成分ですがケールやほうれん草に豊富に含まれていることが知られています。通常であれば6mgのルテインを摂取するためにほうれん草では約1/2束必要で目の不調を自覚している場合は毎日1束が必要です。
食事からルテインを摂取することが理想ですが毎日食べ続けることが難しい場合はサプリメントから補うのが良いでしょう
さいごに
いかがでしたか?
肌が黒くなったり赤くなったりするのと違って目に見える症状が現れない目の日焼けは忘れがちになりますので逆に積極的に日焼け後はしっかりとケアをしていきましょう
目が充血している、ゴロゴロする、光がまぶしい…。
そんな症状が現れたら目のSOSです。ルテインなどでしっかりと眼病や目からのメラニン生成を予防してくださいね