「夕方になると目がかすむ」
「夕方になるとピントが合わない」
朝や昼間は何ともないのに夕方になると目が疲れてショボショボになったり
目を凝らしてもピントが合わない症状で悩んでいる方が増えています。
一日中目がかすんだりピントが合わないなら老眼や眼病の恐れがありますが
夕方や一時的に視力が低下するのは目の使い過ぎによる眼精疲労が原因です。
今回は夕方になると目がかすんだりピントが合わなくなる時の原因と対処法を考えていきます
夕方になると目がかすむ原因
最近では眼鏡の必要性を普段は感じない人でも夕方になると目がかすんだり
ピントが合わなくなる人が増えていますが考えられる原因は大きく分けて2つあります。
スマホやパソコンは現代の生活には無くてはならないアイテムですがあまりにも見る頻度が多いと目には様々な悪影響を及ぼします。
長時間のパソコンやスマホの使用によって目の負担が続くと疲れ目だけではなく充血や頭痛、肩こり、めまいなどを感じることもあると思います。
朝は目の調子が良くてもデスクワークなどで長時間画面を見る事によって疲れ目が起き
”夕方老眼”や週末の金曜日に1週間の疲れが出る”週末老眼”などの視力の低下を実感されている方が多いです
参考:http://www.well-lab.jp/201704/feature/11381
同じ距離を見続けると夕方にピントが合わなくなる
人間の目は水晶体というレンズのような役割を持つ部分を、
毛様体筋という筋肉の力で厚くしたり薄くしたりする事で、遠くや近くのピントを合わせています。
普段は遠くや近くを見るために絶えず毛様体筋は動いていますが長時間パソコンやスマホなど近い距離ばかりを見過ぎることによって一時的に毛様体筋が凝り固まりピントが合わなくなるスマホ老眼になることが夕方老眼の正体です。
正座を何時間もしたあとに急に走ろうと思っても出来ないのと似たようなものですね
ブルーライトを浴び続けることによって活性酸素が発生
長時間近距離を見続けることによって毛様体筋が凝り固まることと
別にブルーライトを浴び続けることによっても眼精疲労や視力低下は引き起こされます。
参考:http://www.sasazuka-cl.com/supply%20rutein.html
特にスマホやパソコンから発せられるブルーライトの悪影響は
最近では話題になることが多いですので知っている方もいるのではないでしょうか?
その有害な可視光線が目に侵入したときに活性酸素を吸収し抑える働きがあるのがルテインとゼアキサンチンです。
ルテインとゼアキサンチンは元々、黄斑部に存在し強い抗酸化作用があり紫外線やブルーライトを吸収し有害な光によって発生する活性酸素(酸化ストレス)を除去する働きがありますが大量のブルーライトを浴びてしまうと抗酸化作用が追い付かず不足しピント調節機能が働くなり疲れ目やかすみ目などの眼精疲労や視力の低下を引き起こします
夕方の目のかすみやピントが合わなくなるのを予防するには
以上のように夕方の目のかすみやピントが合わなくなる眼精疲労を予防するには
■毛様体筋のコリをほぐしてあげる
■ブルーライトに負けない抗酸化成分を補給する
この2点が重要です
蒸しタオルで血行促進し毛様体筋をほぐしてあげましょう
目の疲れには休ませてあげることが一番ですが仕事だと頻繁に休ませるわけにもいきませんね。
そんな場合はお昼休みや休憩時間に蒸しタオルで血行を促してあげましょう
水に濡らしたタオルを固く絞って1分ほどレンジでチンすれば出来上がり。
タオルやレンジが使えない環境であればアロマの香り付きのホットアイマスクがおススメ♪
アロマの香りでリラックス効果も楽しめます
目のツボ押しで血行不良を改善する
目のツボ押しはデスクに座った状態でもできるリフレッシュケア。
仕事中でもちょっと手が空いた時間に手間なく簡単にできるので、まずはツボの場所を知っておきましょう。
リフレッシュできるツボ
眉毛の真ん中から指1本額側にたどったところに、陽白と呼ばれるツボがあります。
このツボは眼精疲労の緩和とリフレッシュ効果が期待できます
顔が疲れて見える人におすすめのツボ。
陽白は握り拳を作った人差し指付近で、グッと押すのがコツです
疲れ目をほぐすツボ
目が疲れると目をつぶり眉間の下の部分を抑える仕草をしませんか?
実はここに晴明と呼ばれるツボがあります。
押し方のポイントは鼻の先をつまむのではなく、奥を押すように圧をかけながら指圧をします。
数秒押して離すを繰り返し、1分程度行います。
また眼精疲労と共に視力回復効果が狙えるのが絲竹空と呼ばれるツボです。
押し方はテーブルに肘をついた状態で、眉毛のまゆ尻を人差し指と中指で押します。
あまり力を入れると頭痛がする場合があるので、軽くがポイント。
1,2秒程度で気持ちいいと感じるまで数回行いましょう。
抗酸化作用がある食品を食べて補給する
ブルーライトの刺激などの酸化ストレス(活性酸素)を吸収するためには抗酸化作用がある成分を体内に補給する必要がありますが、その代表的な成分がルテインです。
ルテインはゼアキサンチンと同様に黄斑部に元々存在し紫外線やブルーライトを吸収し有害な光によって発生する活性酸素を除去する大切な働きがありますが体内では作り出すことが出来ません。
そのために食事などから絶えず補給してあげる必要があるんですね
ルテインの必要摂取量
通常の場合:1日当たり6~10mg
眼病や目の不調の自覚がある場合:1日当たり10~20mg
ルテインは主に緑黄色野菜に含まれている成分ですがケールやほうれん草に豊富に含まれていることが知られています。通常であれば6mgのルテインを摂取するためにほうれん草では約1/2束必要で目の不調を自覚している場合は毎日1束が必要です。
食事からルテインを摂取することが理想ですが
毎日食べ続けることは難しい場合はサプリメントから補うのが良いでしょう
サプリメントのメリットは目に良いとされる成分を同時に摂れるところです
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さいごに
いかがだったでしょうか?
夕方に目がかすんだりピントが合わない場合、目のコリをほぐしてあげたり活性酸素に負けない抗酸化作用のある食品をしっかりと補給することで視力の回復には有効です。
また毎日食事からの補給が難しい場合は視力の回復を目的としたサプリメントを摂ることも効率的ですのでおススメです。
PCやスマホを止めるのが難しくてもこれ以上視力は落としたくない。
そんな方はしっかりと予防し視力低下の対策をしていきましょう