雨の日や梅雨の時期に多くなるのが洗濯物の部屋干しです。
特に梅雨の時期は部屋自体の湿度も高く服が乾くのも遅く
ジーンズなどは乾くまでに何日も掛かったり、ようやく乾いたと思えば部屋干し特有の臭いに困った…。
そんな経験は誰もが経験していると思います。
今回は梅雨の時期でも手早く洗濯物を乾かす部屋干しのコツと
部屋干しが臭くなる原因と対策法をまとめますので是非参考にしてください
部屋干しの洗濯物を早く乾かす時に試してほしい5つの方法
部屋干しは外干しと比較して太陽の日差しを受けない分どうしても乾きにくく梅雨時期や雨の日は特に乾くのが遅く困ることが多いと思います
「お気に入りの服でお出かけしたかったのに…。」
「乾きが遅くて着ていく服がもうない…。」
最終手段でアイロンを当てたりドライヤーを使って乾かしたりすることも出来ますがどうせなら自然乾燥で早く乾くことが理想ですよね
そこで部屋干しを早く乾かすポイントをお伝えします
1.洗濯物は溜め込まずにこまめに洗う
いつもなら水道代や毎回の手間を考えて何日分かを溜め込んでまとめて洗濯することが多い方も部屋干しを早く乾かしたいと思うならこまめに洗濯をしましょう
洗濯物が多ければそれだけ干すときには洗濯物同士のスペースが狭く空気が通りません。
そう、乾いた空気を当てることが早く乾かすには最大のポイントです!
2.洗濯物が乾きやすい場所で干す
乾いた空気を当てることが早く乾かすポイントですが絶えず空気を当てることが出来る場所に干すことが重要です
つまり空気の流れがある所に干せば良いわけですから脱衣所や壁際ではありませんね
一番空気が動いている場所、つまり部屋の中央で干すことが早く乾かすポイントです
早く乾かすには洗濯物の周りの空間を大きく取り湿った空気と乾いた空気を循環させることが大切です。
3.扇風機で強制的に空気を循環させる
部屋の中央に洗濯物を干せるような作りではない部屋や中央に置くことによって生活が出来ない場合などは扇風機を使って乾いた空気を当ててあげましょう
脱水直後の洗濯物(綿のタオル)が乾くまでの時間を測定したところ、温度20℃、湿度60%の室内で干した場合は、乾くまでに約4時間半かかるのに対し、扇風機の風をあてると2時間半ほどで乾き、乾燥時間が約45%「短縮」できることがわかりました。
空気が交換できれば十分な効果が現れますので扇風機の風の強さは弱で大丈夫です
4.アーチ干しで干し方にも工夫しましょう
洗濯物を干す場所が決まったら次はハンガーの掛け方も工夫しましょう
物干しハンガー(ピンチハンガー)に掛ける際は乾きにくい衣類は内側に乾きやすく短い衣類は内側にして干すと乾燥が早まります
この干し方はアーチ干しと呼ばれ2013年名古屋の椙山女子大学で開催された日本繊維製品消費科学会(2013年度年次大会)で発表されました。
・外側に長い衣類、内側に向かって短い衣類を干す「アーチ干し」にする
・乾きにくい素材(綿など)を外側に、乾きやすい素材(化繊など)を内側に干す
・厚手の衣類を外側に、薄手の衣類を内側に干す
アーチ干しにすると両端の長めの衣類に風が当たりやすく
洗濯物の水分が蒸発しやすくアーチの下部分に空間が広がるために風が通りやすくなります。
湿度・温度などの条件によっても乾燥速度は変わりますが、従来の干し方と比べてだいたい30分程度も早く乾きます。
アーチ干しのコンピューターシミュレーションの解析が公開されています。
5.バスルームも乾きやすい
来客があったり部屋で洗濯物を干すことが出来ない場合はお風呂場が良いでしょう
バスルームの性格上、湿気が抜けやすい構造になっていますし換気扇もあるために
バスルーム内で空気の対流が発生しますので乾きやすく最近の換気扇には温風や浴室乾燥機能があるものもあるのでおススメです
部屋干しの臭い対策
部屋干しの際には乾燥時間と共に気になるのが部屋干し特有の臭いですよね
汗などで濡れた衣類を放置したり室内で洗濯干しをすると外干しの時には無い生乾き臭がすることがあります
この匂いの元は「中鎖アルデヒド」「中鎖アルコール」「ケトン」「窒素化合物」「硫黄化合物」「脂肪酸」などの物質です。
これらは洗濯で落ち切らなかった皮脂や垢などの汚れが変質したり、その汚れをエサに雑菌が繁殖したためで部屋干し臭の独特な匂いの原因です。
汚れが落ち切らず部屋干しで乾燥まで時間が掛かったために雑菌が繁殖して臭いが発生しやすくなると言う訳です。つまり雑菌が繁殖できないように洗浄力の強い洗剤などを使用すれば解決します
・部屋干し専用の洗剤に変える
・アルカリ剤を溶かした水で浸け置きする
・酸素系漂白剤にしばらく浸けて殺菌
部屋干しの際には特にしっかりと汚れを落とすことを意識しましょう。
除菌、抗菌を意識し、すすぎの際も残り湯などは使用せずに水道水でしっかり洗い流すことが大切です
部屋干しは5時間がポイント!
部屋干しの洗濯物を早く乾かすには空気に当てることによって短縮できますが
部屋干しの臭いを出さないためには5時間以内に乾燥させるのがポイントです!
乾燥時間が長ければそれだけ雑菌が繁殖しやすくなりますので5時間以内に洗濯物を乾かすことができれば、生乾きのニオイは発生しにくいというデータもあります。
除湿機を使って強制的に乾燥させる
部屋干しの臭いを発生させないためには5時間以内に乾燥させる必要がありますがちょっと厚手の衣類であればかなり高いハードルだと思いますし湿度が高い雨の日や梅雨の時期であれば尚更ですね。
そんな時は除湿機を活用しましょう。除湿機能があるエアコンもありますが洗濯物の近くに設置することが一番効果がありますので除湿機能だけのシンプルな機種は価格的にも手頃ですので是非用意して頂きたいです。
洗濯物は上の方から乾いていき、重力の影響で水分が衣類の下の方にたまるため、下の方がより乾きにくい特性があります。つまり、早く乾かすにはなるべく洗濯物の下の部分に風をあてるのがポイントです。
さらに、除湿機を置く位置は、なるべく洗濯物の下に置いた方が乾きやすくなります。置き方によって乾燥までの時間が短縮できるほか、電気代の節約にもつながります。
7畳の部屋に、雨天時を想定した環境を作り洗濯したフェイスタオル8枚に対して除湿機を横から当てた場合と、下から当てた場合で比較してみたところ、後者のほうが30分も乾燥時間が短縮できることがわかりました。
どちらの条件も5時間以内に乾きますが、風の当て方で乾燥時間に違いが出ました。
ちなみに、除湿機を使わないと、乾燥するまでに7時間以上もかかります。
部屋干しで洗濯物を早く乾かす方法
ここまで部屋干しで早く乾かす方法と臭いを抑える対策法を解説してきましたが
まとめますと
以上の事を参考にすると臭いを抑え早く乾燥させることが出来るでしょう
さいごに
いかがだったでしょうか?
雨の日や梅雨の時期は特に洗濯物の乾きが悪くてあなたも独自の工夫をしながら
洗濯物を干していると思いますが少しでも参考になれば嬉しいです。