毎日スキンケアをしていると気になるのがお肌にあらわれたシミやそばかすです。若い頃からあるソバカスや徐々に面積が大きくなる「もやもやジミ」皮膚に隠れた「潜在しみ」などお肌の悩みは尽きませんね
どんなに評価の良い美容液やクリームを使っても改善がされないとガッカリしてしまいますよね。だからといって成分の強いクリームなどを厚塗りしてしまうと肌トラブルの元になりますので注意が必要です。まずは、しっかりとシミやそばかすと向き合うためには正しい知識を身につけることも大切です。
今回はシミ そばかすを取るためにシミやそばかすの原因から始まり改善できる成分や治療法、スキンケア以外にも普段からできる予防法などをまとめてみましたので参考にしてください
シミ・そばかすの三大原因
シミやそばかすは紫外線や食生活、ストレスなど原因は様々です。
そばかすは若い頃だとチャームポイントになるかもしれませんが本人には深刻な悩みだと思います。そもそもシミやそばかすにはどの様な原因が考えられるでしょうか?
日焼け止めを塗らずに紫外線をよく浴びている人や、毛穴の黒ずみを綺麗にしようと毎日の洗顔で顔をゴシゴシこすり過ぎると、摩擦によってシミやそばかすが出来やすくなります。また普段からあまりビタミンCが含まれる野菜などを食べない食生活を送っていると、シミやそばかすになりやすい肌質へと向かう事になります
慢性的な不眠や仕事などでストレスを感じると、副腎皮質からコルチゾールという物質が体内に増えます。
コルチゾールは大量の活性酸素を生み出し、肌を酸化させて老化を早めてしまい体内の活性酸素が多い事で肌への負担が増えてしまうのです。その結果、肌に荒れたり、今あるそばかすやシミが濃くなったり数が増えるといった症状がでます
そばかすの場合ですが、子供のそばかすの場合は両親から受け継いだ遺伝によるものが多いようです。
遺伝といってもそばかすになる遺伝子が組み込まれている訳ではなく、そばかすになりやすいデリケートな肌質を受け継いでいるということです。遺伝的な要素の場合は思春期を過ぎれば肌が丈夫になり軽減される場合もありますが、大人になってもずっと悩まされる事もあるようです
シミとそばかすは違うの?
よくシミとそばかすって一緒にされる事もありますが、両者は似ていても少し違いがあります。顔の肌に出るのは同じなのですが、それぞれに出方の特徴があるのでそれで判断すると良いでしょう
そばかすは雀の卵の色や模様に似ている事から正式名称を雀卵斑と言います。そばかすは紫外線に浴びると色素が濃くなる特徴を持っており、また年を重ねると何故か薄くなる人もいるようです
シミについてもそばかすについても、気をつけなければならないのは紫外線やメラニンの生成です。どちらも間違ったスキンケア方法で悪化しますので、対策法はどちらも同じです。
ただそばかすの方は、子供のうちからある事が多いため、大人のようにスキンケアを毎日行う事はありません。ですからシミと比べてもがんこな部分がありますので、根気良く肌へのスキンケアを行う必要があるでしょう。
シミやそばかすは皮膚科でどんな治療をするの?
シミ そばかすを取るために皮膚科での治療を考えた事がある人もいるのではないでしょうか。
ただ皮膚科の治療といってもその治療法は様々あり、主に医師の診察や相談でどんな治療が行われるかが決まります。そもそも皮膚科で治療を行う場合は原因がはっきりとしている場合が良いでしょう。
なぜかというと保険適用されるシミやそばかすの症状は、原因によって違ってくるからです。例えば皮膚科で保険適用となるのは、ピル使用などによりホルモンバランスが崩れておきるそばかすです。
その他紫外線によるそばかすの場合は保険適用外になり、治療費も高くついてしまうケースもあります。ただそばかす自体が原因を特定するには難しい症状でもありますので、結局お金がかかってしまう事が多いです
皮膚科には大きく分けて2つあり、美容皮膚科と通常の皮膚科があり治療にも若干違いがあります
治療法はIPLと呼ばれる光を用いた治療法でシミの黒い部分を消す方法や、レーザーを使用してそばかすを除去する方法がポピュラーです
レーザー治療が一般的ですがイオン導入器を使って肌に電流を流す方法がとられる事もあります。またビタミンCやトラネキサム酸の内服薬やクリームなどで数ヶ月様子を見た後、それでも改善が見られなかった場合にはレーザー治療をしたり、光治療を勧められるなど段階を踏んでいく事もあります
治療に保険は適応される?治療の平均的な相場は?
シミやそばかすを取りたいと思っった場合皮膚科などでは保険は適応されるのかも気になる所ですね。また平均的な相場も知りたいところです
レーザー治療が一般的ですが、ほとんどのレーザー治療は保険が適用されません。一部診察結果がそばかすではなく太田母斑などのアザである事や、治療に使うレーザーが厚生労働省が認可した機械であると保険が適用される事もあります。ただ、ソバカスの場合は原因を突き止める事自体が非常に難しいので、ほぼ適用されないと思ったほうが良いでしょう。
レーザーの場合シミやそばかすの程度によって照射する回数が変わるため、それで金額も変わりますが平均的なタイプで3回から4回照射して、5万円から8万円くらいの金額がかかるようです。
内服薬の場合は診察とともに保険が適用される場合が多いようです。内服薬の種類も色々ありますが、こちらも厚生労働省が認可している薬が対象となります。
有名なところではビタミンCなどのビタミン類やトラネキサム酸が対象となります。診察代金がクリニックによっても変わりますが、5千円ほどあれば診察可能ではないでしょうか
次に顔に直接塗る塗り薬の外用薬がありますが、塗り薬は自由診療となるため保険が適用されない事が多いでしょう。そばかすと診断されて処方される薬はハイドロキノンで小さい5グラムのチューブで2千円ほどかかります。
その他にもトレチノインが出される時もあります。トレチノインとはレチノール誘導体の事で、ハイドロキノンよりも高く5千円ほどかかります。
シミやそばかすに効果的な成分
シミやそばかすを外側からのケアで薄くしていくのであれば、シミやそばかすに有効な成分が含まれたスキンケアを使用するのがおすすめです。そもそもそばかすは紫外線を浴びるとより出てきやすいという特徴を持っています。
シミやそばかすが出来やすい人は元々敏感肌の場合が多く、外からの刺激でメラニンが過剰に作られるという悪循環に陥る事が多いのです。ですからできるだけメラニンを作らせないための成分が含まれたスキンケアを使いましょう
そして肌の乾燥は、より紫外線を浴びた時のダメージを大きくしてしまいます。そのため肌の保湿成分も多く含まれた化粧品を使うことをおすすめします。
成分としてはトラネキサム酸や、ハイドロキノン、ビタミンC誘導体などが良いでしょう。また敏感肌の人は科学的な成分よりも、植物由来の美白成分の方が肌へのダメージが少なくて済みます。
アロマオイルやハーブとしても有名なタイムはメラニン生成の抑制にもつながる成分です。できるだけ刺激の少ないスキンケアを使用しましょう。また乾燥はそばかすを増やしてしまう大きな原因ともなるので、人型セラミドやスクワランなど保湿力の高い成分が含まれているものを選びたいですね
食事によってシミやそばかすを薄くする栄養素
肌に良い食べ物を摂る事は、そばかすだけでなく肌のキメやニキビ対策としても有効です。実際にシミやそばかすに効果的だと言われる成分は食事からも摂取する事ができます。
ただ食べ物だけでそばかすが薄くなるのかについては全くそうだとは言えません。ですから日頃のスキンケアで外からのケアと共に内側からケアをしていきましょう。
シミやそばかすに効果的なのがビタミンCが有名ですね。ビタミンCにはそばかすの原因であるメラニン色素の沈着や生成を予防する働きがあります。
肌の弾力を高めるコラーゲンの生成をサポートする役割もあるので、肌への健康や美容に対しても有効な成分です。ビタミンCが含まれる食品はイチゴやキウイ、ピーマンやブロッコリーなどです。
その他にもビタミンAやビタミンE、ビタミンB群は紫外線から肌を守って老化を防ぐ働きを持っています。そもそもそばかすができるのは、肌が紫外線を浴びた時に活性酸素が発生し、これが肌の奥にあるメラノサイトを刺激します。
メラノサイトはシミやそばかすを作ってしまうメラニンの材料でもあるため、発生してしまうとそばかすになってしまいます。ただ健康な新陳代謝であればメラニンも体外に排出されていくのですが、新陳代謝が悪いと肌にそばかすを作ってしまうのです。
新陳代謝が悪い原因は体の中に溜まった余計な活性酸素ですので抗酸化作用がある食品も有効です。ビタミンEは抗酸化力が非常に高いので、体の中の活性酸素を外に追いやってくれる働きを持っています。
食品では青魚全般や大豆製品、アーモンドによく含まれています。また同時に新陳代謝を高められるビタミンAやB群を一緒に摂ると良いでしょう。
ビタミンAはカボチャや人参などの緑黄色野菜に含まれており、ビタミンB群は卵や納豆、レバーに多く含まれています。
そばかすは自然に消える事はある?
そばかすは何もせずに自然となくなっていくことはあるのでしょうか。結論を先に言うとイエスですが、それは思春期や子供の時にできる先天性のそばかすについてです。
遺伝でできるそばかすは、思春期を過ぎる頃には薄くなるという人も少なくありません。では何もしなくて良いのかというと、そういう訳でもありません。
しかし子供の頃に親が焦って高機能のスキンケアを行い肌に摩擦や刺激を与えれば、それも後天的なそばかすを生むのでやめましょう。
できる事は、帽子や日焼け止めで日光に直接肌をさらさない、日焼けした後は必ず年代に合ったケアをするという事です。
また薄くなっても、そばかすができやすいという事は肌がデリケートなので、紫外線に浴びると他の人よりもそばかすやしみはできやすい体質と言えますから予防はしなければなりません。